天津の法院の法治インタビューを見る
『人民法院報』2026年3月7日付1面に「法に則り職務を遂行し、公正な司法を確保する:新たな歴史的出発点において、法院業務を新たなレベルへと進める(依法履職 公正司法 在新的歴史起点上推動法院工作再上新水平)」という記事が掲載になりました。この記事は、天津市の法院(裁判所)に関する全国人民代表大会副代表・天津市人民代表大会常務委員会委員長の于雲林氏へのインタビューで、以下のように述べています。
第14次五カ年計画期間中、天津市の法院は、案件の多さ、社会利益の多様化、紛争解決の難しさなど、数々の課題に直面しながらも、一貫して習近平新時代の中国の特色ある社会主義思想を基盤として法治を統率・指導し、法治を通じた政治の原則を貫徹しました。法定義務を忠実に履行し、安全と安定の維持、天津市の質の高い発展の擁護、民生に対する司法保障の強化、司法改革とチームビルディングの推進において、より強固で効果的な努力を尽くしました。各方面において新たな進歩を遂げ、現代化社会主義大都市の全面的建設に強力な司法サービスと保障を提供しました。特に印象的なのは、過去2年間、天津市の裁判所が北京・天津・河北地域における司法協力の深化、SCO首脳会議の成功への貢献、知的財産権の司法保護の強化、司法措置を通じたビジネス環境の最適化、「117プロジェクト」の継続的な発展と活性化への支援など、重要かつ効果的な活動を行ったことです。これは、天津市の裁判所が全体情勢に奉仕し、人民のために正義を執行し、法の支配を堅持するという貢献と行動を十分に示しています。
さらに、習近平・総書記は、「新たな発展理念を実践し、経済を高速成長から質の高い発展へと転換させるには、法の支配を指導原則として堅持しなければならない」と指摘し、質の高い発展を支える上での法の支配の重要な役割を明確にしています。「第15次五カ年計画」の期間は、社会主義現代都市を根本的に建設し、天津における中国式現代化の新たな章を記すための重要な時期と言えます。天津市の法院は、習近平・総書記の法治思想と法に基づいて国を全面的に治めるという重要な指示の精神を全面的に研究・実践しました。
最近の中国ではよくある言い回しの表現です。ここにある通り、習近平・総書記は、法治を実践すればより社会が発展すると述べており、今回のインタビューで天津市がそれを実践したらその通りだったとしているわけです。しかし、結局、このインタビューでも、法治をどのように、どの程度実践したのか、それによって社会がより質を高く発展したとはどういう発展なのかについて具体的なことは何も言及していません。結局、国際的圧力の中で「法治」を実践せざるを得ない中国当局が、市民になぜ「法治」を行うのかを説明する理由に、「法治を行えば発展するため」としているにすぎません。
今回のインタビューで、少なくとも天津市が法治を行ったために発展したと述べたため、今後は「法治を行えば社会が発展することは経験則から立証済み」という言い方ができるようになったわけです。

117プロジェクトとは何でしょうか?教えて下さい。